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ファクタリングが“やばい”のは9割が業者の選び方を知らないだけ【元金融コンサルが断言】

金融コンサルタントの山田麻里です。

「ファクタリングは“やばい”から手を出してはいけない」

そんな噂を耳にして、資金調達の選択肢から外していませんか?
元金融コンサルタントとして、数多くの中小企業の資金繰りを支援してきた私から断言します。

ファクタリングが危険なのではありません。正しい業者の選び方を知らないまま利用することが危険なのです。

山田 麻里

コンサルタント時代、私は悪質な業者に騙されかけた経営者も、一方でファクタリングを賢く活用して危機を乗り越えた経営者も、すぐ隣で見てきました。

【この記事の結論】「ファクタリングはやばい」と言われる3つの理由と対策

  • 理由①:手数料が高い
    ファクタリングは融資ではないため、利息制限法が適用されません。そのため、一部の業者では法外な手数料を請求されるケースがあります。
  • 理由②:違法業者が存在する
    ファクタリングを装い、実質的な貸付を行う「給与ファクタリング」や「偽装ファクタリング」といった悪質なヤミ金業者が存在するため、注意が必要です。
  • 理由③:契約内容が複雑
    特に2社間ファクタリングでは「債権譲渡登記」の要否や、売掛先が倒産した際の「償還請求権」の有無など、契約内容が複雑でトラブルに発展する可能性があります。

【対策】安全なファクタリング会社を選ぶには、手数料の相見積もり、契約内容の十分な確認、そして償還請求権のない「ノンリコース契約」を選ぶことが重要です。

本文では、これらのリスクと安全な会社の選び方について、さらに詳しく解説します。

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目次

なぜファクタリングは「やばい」と言われるのか?元コンサルが解説する3つの理由

理由1:法規制が緩く、悪質業者が紛れ込みやすい業界構造

ファクタリング業は、お金を貸す「貸金業」とは違い、事業を始めるための登録義務がありません。
参入のハードルが低いため、残念ながら、法外な手数料を請求する悪質な業者が紛れ込みやすいのが現実です。

私がコンサル時代に相談を受けたケースでは、ファクタリングを装い、実質的にはヤミ金と同じような高金利の貸付を行う「偽装ファクタリング」の被害に遭いかけた方もいらっしゃいました。

理由2:手数料の高さと不透明な契約による資金繰りの悪化

ファクタリングは銀行融資に比べて手数料が高めに設定されています。
特に、取引先に知られずに利用できる「2社間ファクタリング」の手数料相場は8%~18%程度です。

これを知らずに20%、30%といった高すぎる手数料を支払ってしまうと、一時的に現金は増えても、長期的に見れば確実に資金繰りを圧迫します。

また、契約書に「事務手数料」「登記費用」など、見積もりにはなかった費用が小さく書かれているケースも少なくありません。

理由3:安易な利用が招く「ファクタリング依存」という落とし穴

ファクタリングは、最短即日で売掛金を現金化できる手軽さが魅力です。
しかし、その手軽さゆえに、根本的な経営改善を後回しにしてしまい、ファクタリング利用が常態化してしまう「依存状態」に陥る危険があります。

これは麻薬のようなもの。
自転車操業に陥り、気づけば手数料を支払うために事業をしているような状態になってしまった企業を、私は何社も見てきました。

9割が知らない!失敗しないファクタリング業者の選び方【5つの鉄則】

鉄則1:手数料の相場観を持つ

まず、この数字だけは絶対に覚えてください。

  • 2社間ファクタリング:8% ~ 18%
  • 3社間ファクタリング:5% ~ 10%

この範囲を大きく逸脱する業者は、避けるのが賢明です。
見積もりを取る際は、手数料だけでなく、登記費用などを含めた「最終的に手元に残る金額」で比較しましょう。

鉄則2:契約書で「償還請求権なし(ノンリコース)」を必ず確認する

これはあなたの会社を守る最大の砦です。

  • 償還請求権なし(ノンリコース):売掛先が倒産しても、あなたが返済義務を負う必要はない
  • 償還請求権あり(リコース):売掛先が倒産したら、あなたが代わりに返済義務を負う。

貸金業の登録がない業者が「償還請求権あり」の契約を結ぶことは、実質的な貸付と見なされ違法です。
契約書に「償還請求権」や「リコース」という文字があったら、その場で契約を中断してください。

償還請求権については以下の記事もご覧ください。

鉄則3:会社の信頼性を客観的な情報で見極める

公式サイトの情報だけで判断してはいけません。
私がクライアントと必ずチェックしていた項目リストです。

  • □ 会社の住所は実在するか?(Googleマップで確認)
  • □ 固定電話の番号が記載されているか?(携帯電話のみは注意)
  • □ 設立から3年以上経過しているか?
  • □ 過去の取引実績や顧客の声は具体的か?
  • □ 第三者の口コミサイトでの評判は悪くないか?

一つでも不安な点があれば、深追いしないのが鉄則です。

鉄則4:契約を急かさず、質問に真摯に答える担当者かを見抜く

悪質業者の担当者は、あなたの焦りや知識のなさに付け込んできます。

  • 危険な担当者:「今日中に契約すれば手数料を割引します」と決断を急かす。専門用語で煙に巻こうとする。
  • 信頼できる担当者:あなたの疑問に一つひとつ丁寧に答えてくれる。メリットだけでなく、デメリットもきちんと説明してくれる。

担当者の対応は、会社の姿勢そのものです。少しでも「おかしい」と感じたら、あなたの直感を信じてください。

鉄則5:複数の業者から相見積もりを取る

どんなに急いでいても、必ず最低3社から相見積もりを取りましょう。
1社だけの話を聞いて決めるのは、絶対にNGです。

複数の業者と話すことで、自然と手数料の相場観が身につき、各社の対応の違いも見えてきます。
面倒に感じるかもしれませんが、このひと手間が、あなたの会社を数百万、数千万円の損失から守るのです。

【コンサル実体験】こんな業者は絶対に使うな!悪質業者の巧妙な手口

手口1:「審査なし」「どんな債権も買取」という甘い言葉

健全なファクタリング会社は、あなたの会社ではなく「売掛先の信用力」を必ず審査します。
なぜなら、売掛先が倒産すれば、ファクタリング会社が損失を被るからです。

「審査なし」を謳う業者は、そのリスクを補うために法外な手数料を請求するか、違法な契約を結ばせようとしている可能性が極めて高いです。

手口2:ファクタリングを装った「給与ファクタリング」や「偽装融資」

特に個人事業主の方が狙われやすい手口です。
「給与ファクタリング」は、個人の給与を債権と見なして買い取るサービスですが、最高裁判所が「実質的な貸付であり、ヤミ金と同じ」と判断しています。

「ファクタリング」という言葉を使っていても、実態が高金利の貸付である「偽装ファクタリング」には絶対に手を出さないでください。

手口3:契約後に次々と発生する「追加費用」

見積もり段階では安い手数料を提示し、契約直前になって「登記費用」「事務手数料」「出張費用」など、次々と追加費用を請求してくる手口です。

「もう後には引けない」という心理に付け込み、最終的に相場を大きく超える金額を支払わせてきます。
契約前に「見積もり金額以外に、追加で発生する費用は一切ありませんね?」と一言確認するだけで、こうしたトラブルは防げます。

あなたの会社に最適なのはどっち?2社間・3社間ファクタリングの賢い使い分け

スピード重視で取引先に知られたくないなら「2社間ファクタリング」

  • メリット:最短即日で資金化が可能。取引先に知られることがない。
  • デメリット:手数料が高い(相場:8%~18%)。
  • おすすめのシーン:銀行融資までの「つなぎ資金」や、急な支払いへの対応など、緊急性が高い場合。

手数料を抑え、計画的に利用するなら「3社間ファクタリング」

  • メリット:手数料が安い(相場:5%~10%)。
  • デメリット:売掛先の承諾が必要。資金化までに時間がかかる(数日~2週間程度)。
  • おすすめのシーン:売掛先との関係が良好で、将来の資金繰り改善のために計画的に利用したい場合。

よくある質問(FAQ)

Q: ファクタリングは違法ではないのですか?

A: ファクタリング自体は、民法で認められた「債権譲渡」という合法的な取引です。経済産業省も中小企業の資金調達手段として推奨しています。ただし、ファクタリングを装ったヤミ金業者(偽装ファクタリング)は違法であり、これを見極めることが重要です。

Q: 手数料の相場は具体的にどれくらいですか?

A: 元コンサルタントとしての経験上、手数料の相場は「2社間ファクタリング」で8%~18%、「3社間ファクタリング」で5%~10%程度です。これを大幅に超える手数料を提示された場合は、悪質業者を疑うべきでしょう。

Q: 個人事業主やフリーランスでも利用できますか?

A: はい、利用可能です。ただし、法人に比べて審査が厳しくなる傾向があります。売掛先が法人であること、取引の継続性が証明できることなどが重要なポイントになります。個人事業主を専門に扱うファクタリング会社を選ぶのも一つの手です。

Q: 赤字決算や税金滞納があっても利用できますか?

A: 利用できる可能性は十分にあります。ファクタリングの審査で最も重視されるのは、自社の経営状況よりも「売掛先の信用力」だからです。銀行融資を断られた場合でも、ファクタリングなら資金調達できるケースは少なくありません。

Q: 契約時に最も注意すべき点は何ですか?

A: 私がコンサルタントとして必ず確認していたのは、契約書に「償還請求権(リコース)」の記載がないか、という点です。償還請求権がない「ノンリコース契約」であれば、万が一売掛先が倒産してもあなたが返済義務を負うことはありません。ここが最大の安全策です。

まとめ

ファクタリングが「やばい」のではありません。
知識不足のまま悪質な業者を選んでしまうことが「やばい」のです。

山田 麻里

元金融コンサルタントとして断言しますが、正しい知識を持って優良なパートナーを選べば、ファクタリングは中小企業の資金繰りを救う非常に有効な手段となります。

最後に、これだけは忘れないでください。

  1. 手数料の相場(2社間:8〜18%, 3社間:5〜10%)を覚える。
  2. 「償還請求権なし(ノンリコース)」の契約か必ず確認する。
  3. 最低3社から相見積もりを取る。

あなたの会社が資金繰りの不安から解放され、事業成長に集中できることを心から願っています。
まずは一歩、信頼できる業者に相談し、比較検討することから始めてみましょう。

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┗ 優良ファクタリング会社のみ厳選

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この記事を書いた人

金融コンサルタントとしての経験を武器に、中小企業の資金調達や資金繰り改善に関する実践的な知識を発信する山田麻里。彼女のライティングは、難解な金融の専門知識をビジネスオーナーが実際に活用できる形で伝える力強さが特徴だ。「ファクタリングマガジン」では、資金調達の現場で培った経験と洞察を余すところなく読者に届けている。

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